和菓子の命ともいえる「餡」。
餡はお店の味の基本となるものです。
お店ごとの味へのこだわりや伝統、製造コストなどによって使う素材も限られてきます。
そうした実際のお店での状況も踏まえて、和菓子科の授業では素材ひとつとってもさまざまな種類やバリエーションを学んでいきます。
和菓子科2年生の教室に併設した製餡実習室では、自動製餡機や餡練機などの業務用設備を使用して、自分たちで製品に使う餡は自分たちの手でつくっていくんです。
最初は数人で手分けをして行なっていきますが、徐々に人数を減らしていき、最終的には一人ですべての工程を行なっていけるように日々訓練していきます。