今年も多くの方々に和菓子をより一層身近に感じていただくイベント『手づくり和菓子教室』(主催:全国和菓子協会、東京和菓子協会、東京製菓学校)が、6/7(土)に東京製菓学校を会場に開催されました。
毎回本当にたくさんのお申込みをいただくこのイベントですが、今回も募集定員を大幅に上回る1500名以上もの参加申し込みが寄せられたそうです!
できることならお申込みいただいた全員の方に参加してもらいたいところですが、抽選で約200名の方にお越しいただきました。小学生くらいのお子さまから年配の方まで、幅広い年齢層の方々が参加してくださいましたよ!
今年は来週の6月16日(月)が「和菓子の日」なのをご存じですか?
承和15年(848年)国内で疫病が蔓延した際に、仁明天皇が6月16日に菓子や餅を神前に供え疫病の退散を祈願して、元号を「嘉祥(かじょう)」と改めたことにはじまると伝えられています。江戸時代になると「嘉祥の祝」は健康と招福を願う年中行事として欠かせないものとなりました。その「嘉祥の祝」を現代によみがえらせたのが「和菓子の日」です。
この『手づくり和菓子教室』は、6月16日の「和菓子の日」を前に、味わっていただくだけでなく、つくる楽しさを実感していただこうと、毎年この時期に開催している大人気のイベントなんです。
和菓子科教師陣だけでなく、普段は学ぶ側の和菓子科学生たちもアシスタントとして参加して、材料や道具の準備や参加者みなさんのサポート役として活躍してくれていました。
みなさんにつくっていただいたのは、登録無形文化財にも登録された和菓子の花形的存在でもある「菓銘をもつ生菓子(練切)」です。初めて参加の方は苦戦したかもしれませんが、この時期にならではのデザインやかわいい色合いの3種類にチャレンジしていただきました。
本校の学生たちも、改めて和菓子の持つ魅力を肌で感じることができたようです。たくさんの方々と直接触れ合えたこの貴重な時間は、必ず今後に活きてくるはずです。
ご参加いただきましたみなさま、ありがとうございました!