2022 10/19
一足早く 梶山 浩司 校長が京都・丹波へご挨拶に伺ってきました
昼間部 和菓子本科2年生の京都・丹波への大納言収穫研修を前に、今週初めに一足早く 梶山 浩司 校長が京都・綾部市新庄町小豆生産組合へご挨拶に伺ってきました。
手間暇かけてつくってくださる方々がいるからこそ、普段の授業でお菓子をつくることができる。そのことを学生たちに肌で感じさせていただける丹波大納言収穫研修の授業は、本当に貴重な機会です。ちょうど今週、和菓子本科2年生の学生たちが収穫体験をさせてもらっていますが、今後も引き続きご協力いただけますよう改めてお願いしてきました。
小豆に限ったことではありませんが、生産者の方々の高齢化に伴う生産農家の減少は、今や待ったなしの深刻な問題です。古くから和菓子屋さん等に愛されてきた高級品種の「丹波大納言小豆」を後世に残していくために、私たち東京製菓学校にも何かお手伝いができないだろうか。私たちがお菓子づくりを指導できるのも、さまざまな方々とのつながりがあってこそのことです。
東京製菓学校では、製菓製パン業界を支え続けてくださっている農家の方々や原材料メーカーの方々など、さまざまな方々と垣根を越えて共に手を取り合い、今後もお菓子・パンを発展させていくための新たな取り組みを模索し、協力体制を築いていきたいと思います。
また、国内産原料にこだわり京菓子原材料専門店として、多くの和菓子職人を支えてくださっている原材料メーカーの 美濃与 様にご協力いただき、黄な粉専用工場の見学までさせていただきました。異物混入を防ぐために、ほとんど人の手が入らない生産ラインを確立するなど、徹底した衛生管理のもとでつくられる美濃与さんの黄な粉は、現在海外にも輸出できる唯一の黄な粉なのだそうですよ。