7/28(木)に、プロのパン職人向けの展示会 Japan Bakery & Sweet Show の会場内にて、「2022パングランプリ東京」が開催されました。
今回で14回目を迎えたこのコンテストは、東京都パン商工協同組合が中心となり、東京パン連盟工業協同組合、東京都学校給食パン協同組合、リテールベーカリー協同組合、東京青雲会と東京に拠点を置く業界の組織が共催するコンテストです。店で販売している市場性の高いパンを題材にしたオリジナル製品での応募が規定となっているのが特徴で、技術だけでなく、消費者の求めるニーズをいかに商品化させられるかが審査基準となっています。
今回は「A.リメイクしたパン部門」「B.餡を使ったパン部門」「C.健康に良いパン部門」の3部門に分かれて開催され、昨年に引き続き挑戦した本校パン科 石川 光治 先生が、総合グランプリにあたる『東京都知事賞』を受賞しました!
石川 先生が挑戦したのは、食品ロスを減らす取り組みでもある「A.リメイクしたパン部門」。石川 先生の受賞作品「Resurrection Brioche」は、売れ残ってしまったブリオッシュを仕込みの段階で直接入れて、その名の通り別の製品として"復活"させた、これまでのリメイクパンとはまったく異なる製法でつくられています。
原価も抑えながら、見た目にもボリュームのある、しっとり食感がやみつきになるおいしさで、これがリメイクしたパンであることがわからないくらい完成度の高い仕上がりです。
授業の合間に何度も試行錯誤をくり返し、ようやく辿り着いた総合グランプリは、まさに消費者のニーズに応えることができる技術。パン業界の発展はもちろん、学生たちへの指導にもどんどん活かしていってください。石川 先生、おめでとうございます!!
「B.餡を使ったパン部門」でグランプリを獲得したのも、本校卒業生 佐伯 和広 さん(第1部パン本科2002年卒)。恩師でもあるパン科 高江 先生と記念写真に応じてくださいました。嬉しい報告、ありがとうございます!!