Team WAGASHI、再びヨーロッパの地へ｜洋菓子・和菓子・パン業界のお役立ち情報を発信！『スイーツトピックス』

国内外を問わず、広く和菓子の啓発活動を行なう団体があります。

その名も「チーム和菓子 Team WAGASHI」！

全国和菓子協会が認定する「選・和菓子職 優秀和菓子職」に認定された和菓子職人だけが参加できる団体なんです。

昨年に引き続き、今年も文化庁国際文化交流事業としてチーム和菓子の一行が、スペイン・フランス・ドイツの各国へ！



先陣を切ってスペインへ向かったのは、梶山 浩司 校長、本校の外部講師も務めてくださっている両口屋菓匠の 清水 利仲 先生、大野屋の 安藤 耕一 先生。



さらに、本校卒業生の 中宮 千里 さん(和菓子本科2009年卒)や 瀧澤 文彬 さん(和菓子本科2006年卒)らも合流してくれました。



スペインではマドリードにある日本文化センターや大学、バルセロナの製菓学校などに出向いて、現地の方々に色とりどりの上生菓子やはさみ菊の技術など、多くの和菓子を披露してきました。



バルセロナでは、現地にて30年以上も愛され続けている「Pastisseria TAKASHI OCHIAI」の 落合 尚 シェフ(製菓衛生師科1973年卒)と 落合 健 さん(和菓子本科2018年卒)も駆けつけてくれ、和菓子の魅力を存分に伝えてくれました。



途中、日本大使館にて駐スペイン大使に和菓子を召し上がっていただける機会にも恵まれ、大変喜んでいただけたようです。



次に一行が向かったのは、フランス・パリ。



今年も3月に和菓子科卒業生たちがお伺いした日本文化センターで、和菓子のワークショップや和菓子講演会を実施してきました。



先日フランスに帰国したばかりの、カスパー シャルロット さん(和菓子本科2014年卒)も応援に駆けつけてくれましたよ！



近年の健康志向の高まりを受け、フランスの方々の間では和菓子に対する認識がどんどん高まっています。今回のワークショップも、講習会も申し込み者殺到だったようですよ。



梶山 校長は約2週間、パリから一足先に帰国しましたが、清水 先生と安藤 先生はこの後さらにドイツ・フランクフルトへ。フランクフルト総領事へ和菓子を持って表敬訪問するなど、7月中旬まで1ヶ月間にわたり各国で和菓子の普及に努めてくださっています。

和菓子を通して、世界中の人たちを繋ぐ。

その歩みは少しずつですが、でも一歩ずつ着実に、ヨーロッパの地にも和菓子が浸透してきていることを実感できる旅だったようです。



チーム和菓子の活動に、今後も大注目です！