和菓子ヒストリー『最中』|洋菓子・和菓子・パン業界のお役立ち情報を発信!『スイーツトピックス』

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12/08/27 和菓子ヒストリー『最中』

「最中」は羊羹や饅頭と並び、誰もが知っている和菓子のひとつです。
間違っても「さいちゅう」とは読まないでくださいね。「もなか」です!

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「最中」の餡には水飴が入っているため粘りがあり、とてもなめらかで舌になじみやすいように感じます。薄い皮も口に入れた瞬間、ふっと香ばしさが漂い、あのサクサクした食感はなんとも言えません。

それにしても「最中」とは不思議な名前ですね。
なぜ「さいちゅう」ではなく「もなか」なのでしょう。

実はこの名前、「中秋(ちゅうしゅう)の名月」を意味する「最中(もなか)の月」というお菓子の名が縮まってできたものです。
「最中」には「物事の中心」とか「盛りの時期」という意味があり、「最中の月」で「盛りの月」、つまり十五夜の満月「中秋の名月」をさしています。
これは平安時代の頃のお話で、「最中」が今のような形になったのは江戸時代の半ば、江戸は吉原という所に店をかまえた竹村伊勢(たけむらいせ)という方が売り出した満月のような丸い煎餅でした。
煎餅といいましても、今の「最中」の皮に近いものだったらしく、その後この「最中の月」の間に餡をはさんだ最中饅頭が誕生し、次第に饅頭が省略され「最中」になったといわれています。

現在のような「最中」は、明治から大正時代まで下り、型がつくられるようになってからです。
その大正時代には大変な人気となり、たいていの和菓子屋さんでつくられるまでに普及しました。

秋の満月に似せて白くて丸いのが本来ではありますけど、現在は四角や小判型、分銅型や花型などもでき、色も紅や青いものなど様々な「最中」があわられました。

それにしても、もともとは満月の美しさをたたえた言葉だったなんてちょっと意外でしたね。
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