和菓子の代表格でもある「大福」。
今ではいろいろな種類がありますのが、そのルーツは1772年の冬、江戸小石川に住むお玉さんという方が考えたと伝えられています。
お玉さんは生活に困って最後の手段として、残り少ない家財を売り、小豆餡と餅米を買い、そのついた餅米に小豆餡を包んで販売しました。
この餅菓子はもともとあった腹太餅(はらぶともち)を改良したもので、お玉さんの創作品でありました。
腹太餅はすでに存在していた形の大きい塩餡餅で、大きな餅にいっぱいの餡が入っている、ひとつ食べるとお腹がいっぱいになる等の意味でこう名付けられました。
お玉さんはこの形を小さくし、中を砂糖餡としたところ大成功!
安価で大衆的なところも好評であったようです。
さて、現在の大福といいますと、少し前に大流行しました苺大福が挙げられます。
最初に食べた時は、なんて美味しいんだろうと感じましたが、その後、苺の代わりにみかんやキウイやパインなど、こんなものまで…というような大福まで売られていました。
そして、意外に美味しいのが黒胡麻大福や黒米大福です。みなさんは召し上がったことはありますか?
見た目は真っ黒ですが、食べた時の香ばしさは格別です。
餅をもっともシンプルに美味しく味わう和菓子といったら、やっぱり大福でしょう。
あのやわらかくてきめ細かい餅の中には、どっしりとした餡がたっぷり入っています。
オシャレさには欠けますが、一口ほおばると幸せな気持ちになれますよね。
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