御菓子司 新正堂 [東京都港区]|卒業生の声|製菓・菓子・パティシエの専門学校。お菓子作りやパン作りの専門性を徹底的に深めるカリキュラムを展開。 - 東京製菓学校 -

卒業生紹介『OB/OGの風景』
卒業生たちの“現在地”

卒業生紹介『OB/OGの風景』

2015 01/21
御菓子司 新正堂 [東京都港区]
今回ご紹介させていただくのは、再開発が進む東京の注目スポット・虎ノ門エリアにある和菓子屋さん。
2014年6月にオープンした虎ノ門ヒルズと新橋を結ぶ新しい目抜き通り、通称"マッカーサー道路"に軒を連ねるのが、大正元年創業、100年を越える歴史を持つ『御菓子司 新正堂』さんです。

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忠臣蔵で浅野内匠頭が切腹した田村右京太夫屋敷跡に位置し、それにちなんだ『切腹最中』が人気商品のひとつ。その形から「お詫びの品に最適」との声も多く、近隣だけでなくビジネスマンのお客さまも少なくありません。ほかにも『景気上昇最中』や『義士ようかん』など、独自のユニークな商品を続々と開発する発想力の豊かさが注目を集め、最近は外国からのお客さまも増えてきているそうです。

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このお店の社長を務めていらっしゃるのが、三代目渡辺仁久さん。
東京製菓学校の和菓子科と洋菓子科の両方で学んだ本校OBで、奥様のご実家だったお店を継ぎ、現在も精力的に独自の和菓子づくりに励んでおられます。
現在、後進の指導にあたる傍ら、和菓子の普及活動にも積極的に関わられていて、2014年6月にハワイで開催された『日本銘菓と銘茶の会』では、プレゼンターとして講壇に立つなど、幅広くご活躍されています。

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「伝統とは、壊すこと。餡ひとつとっても直火炊きにして薫り立つ餡に仕上げたり、もなかの皮の素材にこだわって、よりおいしいと感じられる歯ごたえを追究したり。これで良いと立ち止まることなく、つねに研鑽することでそれまでやり方を壊し、新しいものをつくる。それこそがものづくりの秘訣だと私は思います。」と語る渡辺さんだからこそ、数々のヒット商品を生み出せるのでしょう。

本校出身の学生の採用にも積極的で、四代目となる息子さんをはじめ、多くの卒業生を受け入れてくださっています。
Shinshodoh_04.jpg三代目社長、渡辺さん(中央)、四代目(右)、水谷陽子さん(左)も本校卒業生。

「東京製菓学校は技術や向上心はもちろんのこと、売るための方法論なども教えてくれる学校。先生方をはじめ人材のレベルが高くて、人柄も良い。自分も卒業生ではありますが、そういったところを評価しているから、安心して採用できます。」とのこと。


最後に、これから和菓子の道をめざす人にもメッセージをくださいました。

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「和菓子の製造に携わる人に伝えたいのは、"売る=接客"はとても大切だということ。つくる人間が自ら接客することで、お客さまが何を求めてお店にいらっしゃるのか、口に合う製品を出せているか、気持ち良く食べていただけているか、といったことがすべて実感できるからです。目の前のお客さまが喜んでくださる姿を目にすれば、よりおいしいものをつくろうと思える。また"いいものをつくれば売れる"という感覚はともすれば自己満足にも陥りがちなものですから、お客さまと相対することで、お客さまにとってのいいものとは何か、を考えることにもつながります。」

広い視点で和菓子の普及と後進の育成に取り組む渡辺さんの言葉は、業界をめざす人たちにとって、さまざまなヒントを与えてくれるに違いありません。


[Shop Data]
御菓子司 新正堂
住所:東京都港区新橋4-27-2
TEL:03-3431-2512
営業時間:(月〜金)9:00〜20:00/(土)9:00〜17:00
※日祝定休


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