開催日時:2021年09月12日 ~ 2021年09月12日 13:00 ~ 16:40
本日は9月に入って最初の体験入学・オープンキャンパスを開催しました!
今月9月の和菓子コースでは、京都・丹波地方の大納言を贅沢にしようした「栗ぜんざい」と、もうすぐ迎える中秋の名月に合わせた季節の上生菓子「月うさぎ」をつくっていただいています。
ぜんざいの餡に使用するのは、その丹波大納言と鬼双糖というお砂糖、そして少量の粉寒天のみ。本来は丹波大納言を一晩水につけて、翌日煮上がったところに鬼双糖を加えて、さらに一晩蜜漬けにしたのちに使用していくんです。
そのため3日かかってしまう作業なので、途中からスタートになってしまいますが、みなさんそれぞれ好みのかたさの餡に煮詰めていっていただきました。
シンプルな配合だからこそ、材料一つひとつの味が大事になってきます。とくに今回使用していく丹波大納言は、和菓子屋さんが使いたくてもなかなか使えないような素材。なので、豆のことはもちろん、餡についても、しっかりと説明していきますよ。
学校だからこそ、これから現場に巣立っていく学生たちだからこそ、ホンモノのおいしさを知ってもらいたいので、普段の授業でも使っているんですよ。
本来であれば、出来立てのおいしさをその場で味わっていただきたいところですが、しばらくの間は感染防止の観点から試食を中止しています。白玉団子と栗の蜜漬けを入れて、お土産としてお持ち帰りとなりますので、ご自宅で家族とともにぜひホンモノのおいしさを楽しんでくださいね。
今日もたくさんのご参加ありがとうございました!楽しんでいただけましたか?!
和菓子をつくる仕事は、自分が考えてつくったお菓子でひと時のしあわせを届けることのできるステキな仕事です。もちろん仕事となれば大変な面もありますが、それ以上に大きな喜びとやりがいを感じられるお仕事だと思いますよ。
次回は来週9/19(日)と再来週9/26(日)を予定しています。初めての方、高校1、2年生の方、社会人の方、留学生の方も大歓迎です!
9月に入ってなにかと忙しい時期ではありますが、ぜひ進路選択の参考にご活用いただき、東京製菓学校のこと、お菓子やパンをつくる仕事のことをもっともっと知ってくださいね。