2025 10/29 特別授業
現代の名工から学ぶ上生菓子づくり
昼間部 洋菓子本科2年生では、和菓子科との交換授業もカリキュラムの中に積極的に取り入れています。和菓子には欠かせない素材である餡や餅生地などの加工方法から、それらを用いた代表的な製品に至るまで幅広い内容を学んでいきます。
この日は卓越した技能者(通称「現代の名工」)としても表彰された経歴のある、本校校長 梶山 浩司 先生が担当して、練切を用いた上生菓子の実習を行なっていました。
洋菓子も和菓子もどちらもお菓子なので、知っておいた方がいいのはもちろんなのですが、それぞれが専門店として別々に成り立っているという背景もあり、使用する材料や器具、製法も全く違うんです。
特に、和菓子の華でもある上生菓子は、お茶の文化とともに発達してきた日本ならではのお菓子です。その表現方法や細工の技術、色の出し方などは、これまで学んできた洋菓子とは少し異なり、とても参考になったのではないかと思います。
自分たちでどんなものをつくるかテーマを決めて、そのために必要なノウハウを、梶山校長から直接アドバイスしてもらっていました。学生たちの急なリクエストにも瞬時に対応してくれるあたりは、さすが校長先生です!
中には果敢にも、細工はさみを使って仕上げる上生菓子「はさみ菊」にチャレンジしていた強者も。技術の国家資格 和菓子製造技能士1級の課題のひとつにもなっているくらい、難易度が高い製品なんですが、なかなか上手に仕上げてくれていました!
















