2025 05/28 特別授業
プロの深い知識と理論に基づく技術に触れる
昼間部 パン本科2年生では、静岡・伊豆の国市より「ベケライ ダンケ Bäckerei-Danke 」の 杉山 大一 先生にお越しいただき、実技講習を行なっていました。
本校OBの大先輩でもある 杉山 先生のお店「ベケライ ダンケ」は、ドイツパンといえば真っ先に名前が挙がるくらいドイツパンが人気の有名店です。
時間をみつけては毎年のようにドイツに足を運び、修行してきた師匠の下やレストラン、製粉会社などを精力的にまわり、常に貪欲に新しいものを学ぼうとする姿勢は、授業がはじまってすぐに学生たちにも伝わったようで、終始活気ある授業でした!
豊富な種類のあるドイツパンの中から、実際に普段店頭に並べているものと同じ製品づくりを、実演と実習を交えて展開してくださいました。
ドイツパンと聞くと、ライ麦粉を使用した酸味のあるどっしりとしたパンというイメージが強いかもしれませんが、小麦粉のものや、ライ麦と小麦粉をミックスしたもの、日本の菓子パンのようなものなど、実にさまざまなバリエーションがあります。
北部と南部とで異なるドイツの食文化や、ドイツパンの食べ方の提案など、実際に見て感じてきたからこそのお話を伺えて、とても参考になったはずです。
パンの製法だけにとどまらず、材料のことや使用する機械のこと、そして「パンは理論的につくり上げるもの」という 杉山 先生の言葉通り、こんな細かいところまで聞いて良いのかというくらい、解説を加えながら教えてくださいました。
お忙しい中をわざわざお越しいただき、ありがとうございました!まだまだ分からないことも多く、知識も技術も到底追いついていない学生たちですが、これぞプロという迫力を間近で感じることのできる貴重な時間となったはずです。