2024 09/09 特別授業
国内産小麦を取り巻く現状についても学ぶ
昼間部 パン本科2年生では、国内産小麦をつかったパンづくりについても学んでいきます。近年は品種改良が進み、それぞれの地域ごとに国内産小麦を使用しているパン屋さんも増えていますよね。
予定では来月くらいに、夏前に収穫した自分たちの小麦をつかったパンづくりも行なっていきます。その前に、小麦の栽培から製粉、パンづくりまですべてを行なっているパン屋さん「ムール・ア・ラ・ムール」のオーナーで、本校パン本科の卒業生でもある 本杉 正和 先生にお越しいただき、特別授業を行なっていました。
パン業界だけに限ったことではありませんが、昨今は海外からの小麦の価格高騰などの問題もあり、年々質が向上している国内産小麦はますます注目を集めています。パンづくりを生業として行なっていく上では、避けて通ることのできない原材料を取り巻く現状や考え方など、技術以外の事についても触れながら授業を進めてくださっていました。
パン業界を生きる先輩として、そして自らもパン屋を営む経営者として。さまざまな視点から、学生たちに今のうちにしておくべきこともアドバイスしてくださっていたようです。国内産小麦をつかったパンづくりの難しさも、奥深さも知り尽くしている 本杉 先生だからこそのお話に、来春からはプロとしてパンづくりを行なっていく学生たちも、改めて身の引き締まる思いで授業に集中している様子でした。
とにもかくにも、まずは基本の技術をしっかりと。そして、パンの一つひとつに、どういった思いや意図が込められているのかも考えながら、日々パンづくりに臨んでいきましょう!