今年も本校卒業生のネットワーク校友会本部主催の「特別講習会」を開催しました!
今回も各業界内で大活躍されている方々を講師に依頼して、一日限りではありますが本校卒業生のためだけに特別授業を行なっていただける貴重な機会です。今年の春に卒業したばかりの卒業生や自店を経営されている大先輩まで、全国から多くの卒業生が駆けつけてくれました。
洋菓子コースを担当してくださったのは、本校卒業生であり「EN VEDETTE(アン ヴデット)」のオーナーパティシエ 森 大祐 先生(第1部洋菓子本科1999年卒)です。森シェフならではの独特の世界観や感性を活かした製品や、ケーキクラム等を有効活用したもの、フランスでの経験を日本の方々に合うようアレンジした製品などを、参加者の質問にもその都度応えてくださりながら教えていただきました。
和菓子コースは、(一社)日本菓子協会東和会 理事も務める 成城凮月堂 和菓子チーフ 福井 俊輔 先生にお越しいただきました。福井先生は、全国菓子研究団体連合会主催技術コンテストグランプリ受賞、選・和菓子職 優秀和菓子職にも認定されるなど、その確かな技術は業界屈指の和菓子技術者です。京都で学んだものや古くからある製品に、新たに風味や食感をプラスして現代風にアレンジしたヌーヴェル和菓子など、福井先生のこれまでの経験が活かされた製品を、一つひとつ丁寧に解説してくださっていました。
パンコースには、パンの世界大会 モンディアル・デュ・パン に日本代表として出場し総合優勝を果たすなど、世界一のパン職人の店としても人気の Comme'N TOKYO より 大澤 秀一 先生が来てくださいました。パン・ブリエやブリオッシュなど4種類の生地づくりから、それらをアレンジした製品を展開。さまざまな現場で培ってきた技術を、惜しげもなく本校卒業生たちに伝えてくださっていました。
原材料や物価高騰など世の中は大変な状況が続いていますが、人を笑顔にし、愛される存在であるお菓子やパンは、必要不可欠なものであり続けることに変わりはありません。東京製菓学校では、これからも卒業生のみなさまとともに、新たな一時代へと歩みを進めていきます。