今年も昼間部では各クラスごとに、2泊3日の箱根セミナーハウス宿泊研修を実施しています。
箱根セミナーハウスは、芦ノ湖をのぞむ自然環境に恵まれた立地にある、本校専用の野外教育施設です。今週はパン本科2年生の学生たちが約1年ぶりに、学校から貸切バスで行ってきました!
いつもの教室とは違う自然豊かな環境の中、初日は芦ノ湖までハイキングに。芦ノ湖畔にあるパン屋さんでは、今春卒業したばかりの先輩 水沢 栞里 さん(第1部パン本科2023年卒)が元気に活躍している姿を見ることもできました。
また、本校専用野外宿泊施設 箱根セミナーハウスには、パン専用石窯「ポンペイ窯」があります。実はこの石窯は、イタリア・ポンペイ遺跡で見つかったものを、学校スタッフが現地にて細部まで実測してきて、30年前の開校40周年記念に当時の学生たちが手作りしたものなんです。
これまで学校のオーブンやスペイン式石窯でもつくってきた定番の田舎パン「パン・ド・カンパーニュ」を、このポンペイ窯で焼き上げていきます。
前日から生地を手仕込みで準備して、オーバーナイト法で低温でゆっくりと発酵させてから2日目に分割して焼成へ。
ポンペイ窯は温度計もないので調整が難しく、今回は残念ながら少し温度が高すぎたようで焼き過ぎてしまいましたが、ここでしか出来ない貴重な経験ですよね。
ここ箱根セミナーハウスでは、モノづくりには不可欠な「感性」を養う授業も展開しており、今回はバードカービングの先生にお越しいただいて特別授業を行なってきました。
みんなで自分たちの食事も準備したり、雑談をしたり、同じ空間で一緒に過ごす中で、それぞれにたくさんの思い出をつくってくれたようです。
卒業年度でもある2年生のため、就職活動もすでに始まっています。ここで英気を養って、来週からまたパンづくりと共に、それぞれ進路活動も頑張っていきましょうね!