2022 06/07 特別授業
プロの仕事に触れ、現場の雰囲気を肌で感じる
先週の昼間部 パン本科2年生では、日本のパンの歴史とともに歩み続ける老舗ベーカリー「(株)ドンク」にて、全国の技術者に向けて技術指導をされている生産技術本部ディビジョンマネージャーの 瀬川 洋司 先生にお越しいただき、特別授業を行なっていました。
今回お越しいただいた 瀬川 先生は、2016年にパンのワールドカップ「クープ・デュ・モンド・ド・ラ・ブーランジュリー」に出場。2018年には国際コンテスト「マスターズ・ドゥ・ラ・ブーランジュリー」のニュートリショナル・ブレッド部門に唯一の日本人として出場を果たした、まさに日本を代表するパン職人のおひとりなんです。
全国どの店舗でも同じクオリティのパンを提供されている、ドンクならではの伝統的なミキシング、発酵の取り方など、さまざまな製法や理論を教えていただきました。
ハード系のパンやブリオッシュ生地製品など、実際に店舗で提供されている製品やコンテストに出された製品などを通して、厳しくも情熱的に学生たちにパンづくりを指導してくださいました。
本来であれば、そのドンクさんに就職しない限り目にすることもできない、貴重な経験ですよね。
技術的なことはもちろんですが、瀬川 先生の立ち振る舞い、語ってくださった言葉の一つひとつが学生たちの今後の財産となっていくことでしょう。
プロのパン職人の仕事に触れ、現場の雰囲気を肌で感じられたことは、これから本格化していく就職活動においてもプラスとなったはずです。