2021 11/02 特別授業
交換授業でパンの技術に触れる
洋菓子本科では、いろいろと共通点も多いパン科との交換授業も積極的に取り入れています。先日は洋菓子本科1年生で、パンの授業を行なっていました。
今回の交換授業では、日本発祥のパン「メロンパン」と「カレーパン」、そしてフランスの代表的なパンの一つである「ブリオッシュ」をつくっていました。
かのマリー・アントワネットが言ったとされている「パンがないならお菓子を食べればいいのに」という言葉も、実はブリオッシュのことを指しているのだとか。
バターと卵が多く配合されたブリオッシュは、冷蔵庫で冷やしながらつくる手間のかかるパンなんですよ。もともとはオーストリア・ウィーンが発祥といわれ、フランスに渡ってから各地でさらに改善されて、現在のものになったといわれています。アルザス地方の発酵菓子「クグロフ」も、ブリオッシュが原型とされています。
円筒形のムスリーヌや王冠のようなリング型のクーロンヌなど、ブリオッシュにもさまざまな成形がありますが、今回はもっともベーシックな僧侶をかたどった「ブリオッシュ・ア・テット」に仕上げていきます。
パンの技術に触れる経験を通して、パティシエに必要となる技術と発想に、さらなる磨きをかけていきましょう!