2021 10/06 ふだんの授業
和菓子で秋の味覚を楽しむ
夜間部 和菓子専科1年生でも昼間部と同様に、秋の味覚を楽しめるさまざまな種類の和菓子が実習製品として登場してきています。
先日の実習でつくっていたのは、栗を丸ごと一粒つかった「竹皮小栗」です。栗蒸し羊羹に近いお菓子ですが、竹の皮で包んで再度蒸していることで、竹の香りも楽しめる逸品です。
さらに、春の桜餅を秋バージョンにアレンジした「柿の葉餅」も。柿のペーストを混ぜ込んだ白餡を包んで、味わいはもちろん、こちらも柿の葉の香りも同時に楽しめるお菓子なんですよ。
季節の移ろいを感じながら、その時期ならではの味わいや香り、デザイン、そしてお菓子によっては菓銘の響きまでも楽しめるのが、和菓子の魅力のひとつでもあります。
和菓子はまさに五感で楽しむお菓子。つくり手側もそのことをしっかりと理解してお菓子づくりに取り組んでいきたいですよね。