今回ご紹介させていただくのは、「風土菓 桃林堂 上野店」さんです。
自然の恵みである季節の菜根果実に余分な手は加えず、風味や香味を大切にしながらお菓子に仕上げています。こちらのお店は、大阪で1925年に創業した桃林堂の上野支店です。
上野公園、東京国立博物館の近く、東京藝術大学の向かいにあります。下町風情と芸術の香りが漂う町並みの中に溶け込んでいます。
あのルイ・ヴィトンが独自の視点で必見スポットを紹介しているガイドブック「ルイ・ヴィトン シティ・ガイド 2013 東京」の中にも「伝説の店」として選ばれているんですよ!
趣きある店内には、本社のある大阪府八尾市の銘菓「五智果」や名物の「小鯛焼」といった定番商品をはじめ、季節の移ろいを感じられる上生菓子や限定商品も。
「五智果」
大阪府八尾市の銘菓で、野菜や果物を砂糖煮にして、ほどよい甘さの中に素材の持つ自然の滋味がほのかに香るお菓子です。もともとは五色の食材を使うことから始まったお菓子で、ニンジンの赤、キンカンの黄色、レンコンの白、イチジクの黒、そしてフキの青で構成されています。今日では、季節の野菜の彩りも加わり、シイタケ、ナシ、タケノコ、オレンジ、ナス、ショウガ、セロリ、レモン(自園産:本社庭園にて栽培)などのバラエティがあります。
「小鯛焼」
姿は小さくでも丹波大納言入りの豪華な鯛焼きなんです!食べるのが惜しくなるほど端正な姿の鯛。卵の多めな生地の中には、最上級の餡がぎっしりと詰まっています。
店内で好きなお菓子を選んで喫茶スペースで抹茶とともにいただけるのもうれしいですね。
ちなみに、お菓子や抹茶には、大阪本社庭園・陌草園より湧き出る井戸水を使用しているそうです。
現在、上野店では4名の卒業生が頑張ってくれています!
左から、三井雅名央さん(製菓衛生師科1993年卒)、竹中峻さん(和菓子専科2011年卒)、西村千絵さん(和菓子専科2012年卒)、木村伊万里さん(和菓子専科2011年卒)。
お仕事中に無理をお願いして、お店の前で全員集合してもらっちゃいました!(^^)
上野公園や谷根千エリアを散策がてら、桃林堂さんで一息ついてみるのはいかがですか?
「五智果」は1ヶ月程度は保存がきくので、お土産にも最適です。また、タイミングが合えば、出来たてのあったかい「小鯛焼」も味わうことができますよ。
都内には他にも、青山店・桃林堂画廊があります。
こちらは東京メトロ「表参道駅」のすぐ近く。
2階に併設された画廊では常時作品展などが開催されているそうです。
また、オンラインショッピングにも対応していますので、ぜひホームページもご覧ください。
[Shop Data]
風土菓 桃林堂 上野店
東京都台東区上野桜木1-5-7
TEL:03-3828-9826
営業時間:9:00-17:00
喫茶室:9:00-16:00
定休日:1月1-3日、月曜(不定休)
www.tourindou100.jp/