昼間部 洋菓子本科2年生では、お客さまに対してどのように振る舞うべきなのか、売る側の視点でお菓子についても考えられるよう、「接客販売」の授業も行なっています。
先日は講師として、東京・練馬にある人気店 パティスリー・プラネッツ の取締役 山本 紋子 先生にお越しいただき、パティスリーの販売とはどんな仕事なのかを、実践を交えて教えていただきました。
お菓子はつくっただけでは商品になりません。それを必要とし、手に取ってくださるお客さまがいてこそ初めて「商品」となります。
来店されたお客さまがまず最初に目にする販売員には、身だしなみや挨拶、姿勢や立ち振る舞い、言葉遣い、お客さまに対するホスピタリティも求められています。
もちろんお菓子は大切なのですが、今はおいしいのは当たり前。人と人とのつながりや共感、ストーリー性といったプラスアルファの価値も大切になってきています。
山本先生も「ただ販売するだけではなく、買ってくださった人のその先を想像することが大切」と学生たちに伝えてくださっていましたが、お客さまの表情や会話の中から、さまざまなことを汲み取ってサービスを提供していくのが、プロの販売員である「ヴァンドゥ―ズ(Vendeuse)」の仕事です。
ヴァンドゥーズとはフランス語で販売員のことで、お菓子やパンに関する専門知識を持ったプロの販売スタッフのことを指します。単に商品を売るだけではなく、つくり方やおいしさに関する理論や知識、ラッピング、接客のマナーにも精通していて、お客さまに最適な商品を提案することができる「おもてなし」の専門職とも言えます。
どのようにしたら、お客さまに気持ちよく感じてもらえる接客ができるのか。
そこに着目しながら、学生同士で挨拶の練習をしたり、ケーキを箱詰めする際のスペーサーのつかい方や、実際に現場で経験されてきた先生を相手にして接客の場面のロールプレイングも行ないました。
目を伏せた状態で会話することで、言葉遣いや声のトーン、表情など、ほんの少しの違いで相手に与える印象が大きく変わることも体感できたりと、学びの多い時間となりました。
この春からはみんなもプロのパティシエ&パティシエールになります。学んだことをさっそく活かしていけるよう、しっかりと覚えていってくださいね。

















