和菓子ヒストリー『草餅』
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2012.03.25
和菓子ヒストリー『草餅』

「草餅」は、よもぎの若葉をつき混ぜた餅で餡を包んだものです。

よもぎの香りが春を感じさせ、3月3日のひなまつりに食べるなど、この季節のお菓子として親しまれています。女の子の健やかな成長と幸せを願って、薬草とされたよもぎを餅に混ぜて贈ったのが「草餅」の始まりとされています。

実は、今日3/25(日)の体験入学和菓子コースでは、この「草餅」を実習しているんです!

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さてさて、話を戻しますが…

よもぎはキク科の多年草で、古くから煎じて飲んだり、傷口につけたり、治療薬としての役目を果たしてきました。お灸治療のもぐさとしても有名です。
また、災いを払うとされ、5月5日の節句には、よもぎ湯としても使われていました。
「草餅」を食べれば邪気を払えるという言い伝えは、よもぎの薬の効果がもたらしたものかもしれませんね。
考えてみると、現在「草餅」は四季を通じて味わえるもので、よもぎの風味と餅の相性の良さばかりに気をとられえtしまいますが、本来は厄除けを願って生み出された食べ物かと思うと、何気なく食べていた「草餅」には不思議な力があるようで、ちょっとすごいなぁと思ってしまいますよね。

さて、草餅といえば「よもぎ」を使いますが、平安時代には現在の七草のひとつであります「母子草」がもっぱら使われていたようです。「ほうこうぐさ」と読みます。関西のほうでは昭和に入ってもこの「母子草」を使った草餅がつくられていたようですよ。
しかし、江戸を中心とした関東では、「よもぎ」を使用した草餅が早くから定着していたようです。鎌倉時代の武士たちは「よもぎ」の草餅を大変好んだのが所以らしいです。

「草餅」にはいろいろな形のものがあります。
くわい形、木魚形、蛤形、きんちゃく形、編み笠、千鳥形など様々です。
なぜ、そのお店はその形の「草餅」の形なのかを調べて、食べ比べてみるのも面白いかもしれませんね。

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