和菓子ヒストリー『きんつば』
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2012.01.13
和菓子ヒストリー『きんつば』

「きんつば」は刀の鍔(つば)に似ていることから名前がついた焼き菓子です。
昔から庶民に人気のあったお菓子でした。
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本来は、丸型で、表面に指で押し跡をつけて、鍔に見立てていたのですが、現在では小麦粉を水溶きしたものに四角に固めた小豆餡を包み、鉄板で焼いたものです。
最初はお菓子自体が白いので「銀つば」と呼ばれていたらしいですが、京都から江戸に伝わる時に「銀より、やっぱり金だ!」ということで「金つば」に変わったようです。

しかし、なぜ刀の「つば」をお菓子に見立てようとしたのでしょうか?
こんな逸話が残されています。
昔、江戸時代に、ある大名が刀の「つば師」に金で出来ている「つば」をつくるように命じましたが、その「つば師」は儲けるために、中身を亜鉛にして外側だけを薄く金で包んでつくり、これを納めました。しかし大名に偽物だと見破られ、その「つば師」は打ち首。この「ニセ金のつば」事件に因み、ある菓子屋が小麦粉の種で餡が外にはみ出さないように、ごく薄く包み、「つば」の形にして焼いた「金つば」なるお菓子が売り出された…と。

四角い形が主流になった現在も「金つば」の人気は相変わらずで、中身の餡も様々になり、芋金つばや栗金つば、バナナ金つば、カボチャ金つばなどがあるほどです。

ちまみに、江戸時代に四角い「金つば」は「みめより」と呼ばれていたそうです。
「見た目より美味しい」という意味があるようでして、確かに上生菓子などに比べれば見た目は地味なお菓子かもしれませんが、餡の味をダイレクトに味わうことができるとっても美味しいお菓子です。

皆さんもぜひいろいろな「金つば」にチャレンジしてみてください!

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