Specialトーク02|親子対談「大学をやめて見つけた充実感」・卒業生からのメッセージ
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2015.05.08
Specialトーク02|親子対談「大学をやめて見つけた充実感」


|Profile|
娘/工藤 栞音さん(洋菓子本科)

好きな洋菓子の道に進むため大学の栄養学科をやめ東京製菓学校へ。就職先は90年の歴史を持つチョコレート原料メーカーの研究開発。身につけた技術を活かし夢の仕事に臨む。


--大学をやめて入学した、とお聞きしました。
 もともとつくることが好きで、家でお菓子や料理をつくっていました。中高一貫校だったので周囲も大学に進むのが普通で、塾にも通いながら進路を考えていた高2のとき、一度は製菓系か料理系の専門学校に行きたいと思ったんです。そのときは親や先生と話し合って「大学に行ったほうがまあ後々いいのかな」と軽く考え、大学進学を決めました。それでも食には携わった勉強がしたくて栄養学科に進みました。でも大学に入って実際に学んでみると、週に1回しか実習がなくて、思った以上に食に携われる機会が少なく、物足りなくなったんです。1年の夏くらいから「自分のやりたかった勉強はこれじゃなかった」と思いはじめて、考えた末にその冬「大学をやめて専門学校に行きたい」と話を持ちかけました。当然ながら親には反対され「将来的にも良くないから、大学は卒業しなさい」と言われましたが、やっていくのは自分だし、そこからあと3年高い学費を払って適当に過ごすのはもったいないなと。「管理栄養士の道には進まない」というのは入学当初から心に決めていたし、2ヵ月ほどかけて説得し、ようやく両親に了承を得ることができました。

--そのときお母さんはどう思われたのですか?
 まあ、驚きますよねやっぱり(苦笑)。進学校でしたし、私たちもそのためにいろいろ準備をしてきたので、「大学を無事に卒業してほしい」という思いが強かったです。でも、「大学をやめて別の道に進みたい」というのは本人にとっては言い出しづらいことだったでしょうし、そこをあえて相談してくるということは、よほどの覚悟があるのだろうと。そのとき思い出したのが、高校時代にお菓子の学校のイベントに行って、ケーキを持ってニコニコ笑顔で帰ってきて「こういう道に進みたい」と言っていた娘の姿。だいぶ説得もされましたし、「そこまで本気で考えてるなら」ということで、大学にもきちんと話をして、専門学校へ進ませることにしたんです。

--学校選びの経緯と、決めたポイントは?
 始動が遅かったので、けっこうバタバタでした。いくつか学校をまわりつつ、周りの人にも相談していました。当時アルバイトしていた百貨店にたまたま製菓系の学校に詳しい方がいて、その方に相談したら「この業界で仕事をしたいなら、資格じゃないよ」って言われたんです。「製菓衛生師は持っていて損はないけど、持っていないことで仕事ができないとか、資格の有無で比べられたりすることはない」って。「むしろ"手に職"の仕事だから、きちんとつくれる技術を身につけられるところがいいよ」って。実際に働いている人の意見は貴重でしたね。資格も取れて技術も身につくっていう学校が多いなか、私自身、とにかく実習できる学校を選びたかったので。東京製菓学校は約8割が実習で、つくる時間がたくさんある。歴史も長いし、卒業生に第一線で活躍するすごい人がいっぱいいたので、そういう先輩がたくさんいる安心感や信頼感も、学ぶ場所として最適だなということで、「ここに行きたい」と、両親にお願いしました。
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 私が気にしていたのは「入った後」のこと。だからホームページで卒業生の就職先はチェックしましたし、卒業生のインタビューも読みました。卒業された方々のお仕事の様子が分かりましたし、夢を持って希望に満ちてお仕事されてるんだなと感じました。学校には仕事の関係で伺う機会はありませんでしたが、料理の先生をしている友人に聞いたら「東京製菓学校は伝統もあるし、すごくいい学校よ」と言われて。その友人は料理が専門なのに東京製菓学校のイベントに毎年行ってるって話してて、信頼できる学校よと。そういう外からの評価もあって、娘の選択に納得しました。

--入学してみて、実際にどう感じていますか?
 いやあ、楽しいです(笑)。ほぼ毎日実習していて本当に「楽しい!」のひと言。やりたいことができているっていう充実感がすごくって。周りもつくることが好きだったり、食べることが好きで来ている子ばかりなので、みんなで休みの日にケーキ屋さんに行ったり。同じ想いを持っている仲間がいる環境だと、自分も一緒になっていろいろ頑張れるなと。大学の半分の2年間ですけど、中身が濃いっていうか。実習を通じて「一緒に何かをする」ことが多いぶん、人との関係づくりも学べているのかなって思います。 あと、この学校の良いところは「留学生がたくさんいる」という点。高校のときから海外に友だちがいて、そういう交流が好きだったこともあるんですが、毎日学校で話をしたり、いろいろな国の食文化を教えてもらったりしたのは、思わぬ収穫でした。留学生を受け入れてくれる学校は多くないって話を聞いたことがあるし、実際みんなに聞くと「海外では東京製菓学校が一番有名だから、ここを選んだ」って言ってて。だから、私もここを選んで良かったなって思います。

--就活はどうだったんですか?
 チョコレート原料メーカーの研究開発に決まりました。私は少し早めに春休みから動いていて、5月末には決まりました。大卒の就活と同じタイミングですね。周りはお菓子が好きで、メーカーを回ってるっていう大学生が多かったんですけど、知識とスキルを身につけてきている専門学校出身だということを採用担当の方がちゃんと見てくれてて、本当に有利なんだなと感じました。すでにスキルが身についている、さまざまなお菓子をつくってきた経験がある、という点をプラス評価をしてくれたというのはありました。だから結果的にはエントリーシートは3社送ったのですが、第1志望だった会社に1社目で内定をいただけて。大学時代の友だちに「ホント? それだけで?」って驚かれました(笑)。大卒の就活なら50社とか100社は当たり前に回りますから。エントリーシートを送っても開かずにそのまま、なんていうこともあるらしいので、東京製菓学校に入ったことが就職に本当に役立ったなと実感しています。

--最後に、お母さまからひと言。
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 2年間は忙しい月日の経ち方だったのかなと思います。夏休みにはクラスメートの台湾のお友だちのところに遊びに行かせてもらったり、大事な時期に充実した時間を過ごせたようです。当初は「やっぱり大卒」と思っていましたし、就職面も心配でした。でも、そんな認識とは全然違う学校だったな、と感じます。ここであらためて本人に伝えておきたいのは「きちんと自分で道を選び直して良かったね」ということ。学んだぶん、これからの人生を有意義に積み重ねていってほしいなと思います。

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