東京製菓学校の教育理念と歴史・沿革|1954年の開校以来変わらぬ教育理念と、その歴史・沿革をご紹介。

東京製菓学校は 2024年、
開校70周年を迎えました


1950年代、戦後の経済復興の途にあった時代。
パンの製造・販売を行っていた山本剛一は、

「つくるだけでなく、つくる人を育て、
雇用も増やさなければ、本当の復興にはならない」

と考え、東京製菓学校を創設しました。
製菓・製パンに従事する “プロフェッショナルを育成” し
人を育てることで日本経済の発展に寄与しようという、
崇高な意志のもとに生まれたのです。
製菓・製パン教育のトップランナーとして70年。
これからも、人を育てて100年を目指します。

創立70周年スペシャル動画

時代に先駆けたさまざまな取り組みを、ぜひ動画でご覧ください!

教育理念と歴史・沿革

教育理念「菓子は人なり」

菓子は、
豊かな人間性から生まれます。

1954年、国内唯一の製菓技術専門学校として開校以来、食文化の向上を目指し、精神的にも技術的にも豊かで優れた人材の育成に心を尽くしてきました。本校を創立した初代校長の掲げた教育理念は、校歌にも謳われている「菓子は人なり」です。いくら高い技術を持っていても、人間的な成長が未熟であれば、全く意味のないものになってしまいます。高い技能の修得を志し、技術に磨きをかけることはもちろん、自らも人間性を高めることが、人々に喜びを与える菓子づくりにつながると考えているのです。
そうした考えに基づき、本校ではものを創ることの楽しさ、つまり「創造する喜び」を学生一人ひとりに理解してもらうことから始めます。教師が一方的にプロセスや答えを教え込むマニュアル通りの指導ではなく、学生自身が考え行動を起こせるようなサポートを心がけ自主性や想像力を育み、学生と教師相互の信頼関係を深めていきます。授業には実践的なカリキュラムを最大限に取り入れ、最新の機材や特殊設備も完備し、さらに国内外のトップレベルの講師を招くなど充実した教育環境の実現に、これからも持てる力を注いでいきます。
即戦力として社会で活躍できる人間を育てるために。
精神面と技術面の両方を磨く環境を整え、これからも学生一人ひとりの夢の実現を力強くサポートしていきます。菓子は、豊かな人間性からこそ生まれます。このポリシーを大切に、日本だけでなく世界中に、豊かな心を持った技術者を輩出していくことが、私たちの願いです。


学校長 梶山 浩司
→プロフィールはこちら

 

歴史・沿革

「いつでも最先端の技術と知識を学べる」。
東京製菓学校は、1954年の開校以来、業界の人材育成のトップランナーであり続けています。
先取的な取り組みによって卒業後すぐに役立つ新たなスキルやノウハウを身につけることができるのです。
1953/9 東京都新宿区西大久保に「東京高等製菓学校」「東京パン技術指導所」を創立
1954/2 開校
1965 本校の文化祭「菓子祭」の前身となる「郷土菓子持ち寄り研究会」が始まる
1967/7 学校法人として認可を受ける
1971 『和洋中華菓子教本』を出版
1977 「 アメ細工」「ショコラ」の授業を本格的に取り入れ始める
今後、パティシエに不可欠な要素となるであろうと考え、アメ細工とショコラの授業をいち早く取り入れました。
1977 現名称である『東京製菓学校』に校名変更
1978/7 学校教育法規定により「専修学校」として認可を受ける
1984/10 東京都新宿区高田馬場に新校舎が完成、移転
1986/11 労働大臣より「無料職業紹介所」として認可される
1987 客員教師を招へいした授業が始まる
本場の最高の技術を肌で感じてもらえるよう、ヨーロッパより客員教師を招いての実習授業を展開。
1987/3 労働大臣より「職業訓練指導員」と「技能検定」の受験資格の短縮の指定として認可される
1990/5 野外教育施設「箱根セミナーハウス」が元箱根に完成
1992 洋菓子店料理『トレトゥール』の授業を本格的に取り入れ始める
リッチモント専門学校 (スイス)著『パティスリー』を翻訳出版
1993/9 『石窯之舎』完成、校舎内に世界最古の石窯・ポンペイ石窯も復元
現在のパン市場のメインストリーム『石窯焼き』のパン。東京製菓学校では、こうしたトレンドを見越して、いち早くヨーロッパの本格的な石窯を導入しました。スペイン窯、フランス窯のほか、イタリア・ポンペイ遺跡の世界最古の石窯の復元プロジェクトも実施しています。
1994 『ヌーヴェル和菓子』の授業を本格的に取り入れ始める
ヌーヴェル和菓子とは、和菓子の世界に洋菓子の素材や技法を取り入れた洋風仕立ての和菓子。
リッチモント専門学校 (スイス)著『コンフィズリー』を翻訳出版
1997/3 製パン教育専門施設「パン科校舎」完成
2004/3 韓国に「東京製菓学校 ソウルオフィス」を開設
2005 国際交流イベント『Japan Week』に出展、日本の菓子文化の発信と啓蒙に寄与
2005年の国際交流イベントをきっかけに、菓子を通じた文化情報発信・国際交流にも貢献しています。イタリア、スペイン、フランス、オランダ、ポーランドなどヨーロッパを中心に日本の菓子文化の発信と普及にも努めています。
2007 全国和菓子協会認定の『選・和菓子職』の立ち上げを全面サポート
『選・和菓子職』とは日本でいうM.O.F.(=フランスの国家最優秀職人章)のようなものです。業界最高水準の技術を持つ職人だけに付与される、この栄誉ある制度の立ち上げを本校が全面的にサポートしました。世界に誇るトップレベルの技術の発信・啓蒙にも寄与しています。
2011 パン本科2年制となる
多様化する市場のニーズに応えるべく、パンをより深く、広く学べる充実のカリキュラムに。
小麦栽培の授業をスタート
2012 百貨店コラボスタート

実働教育授業として、有名百貨店に東京製菓学校特設ブースを設置し、
オリジナル創作菓子の販売と作品展示、和菓子づくり体験教室などを開催しています。

2013 『バリスタ』の授業を本格的に取り入れ始める

カフェ文化の広まりを受け、従来から行っていた「コーヒー」の授業とは別にカフェドリンクの基礎やアレンジドリンクを学ぶ「バリスタ」の授業を開始。

2014 実習教室改修工事スタート

中長期計画で各実習教室の改修や設備入れ替えを順次開始。

2018 『紅茶』の授業を本格的に取り入れ始める

学生からの要望も踏まえ、新たに『紅茶』の授業も開始。

学科・コース

入学について

就職・仕事

学校を見る・知る

その他コンテンツ

資料請求

お問い合わせ

学校法人 東京綜合食品学園|学校法人/ 専門学校 東京製菓学校
ページトップへ