和菓子の世界では「塩梅」という言葉をよく使います。この「塩梅」は味加減とか具合・状態という意味の言葉。味・硬さ・色・香りなど、身体の五感をすべて使ってこの「塩梅」の感覚を向上させることが和菓子技術者には大切なこととなります。どうしてこのタイミングなのか、なぜそのようにしなければならないのかなど、一つひとつの作業の中で理由を確認しながら実習を進めていき、自分なりの「塩梅」の感覚を育てていくのです。和菓子づくりの理論を公式として頭で覚えるのではなく、すべてを実習の中で体得することが、より確かな技術を身につける近道です。本学科ではそんな和菓子づくりだけを2年間こなし、2880時間という豊富な授業時間のうち2348時間も実習に充てているという濃密なカリキュラムが用意されています。自分の手でたくさんつくり基礎を身につけ、同時に広い視野をもって新しいことにも積極的に取り組む。本校は、そんな新世代のプロを育てていきます。